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タイトル:優しい音楽
著者:瀬尾 まいこ
オススメ度:★★★

表題作を含む3編の短編集。
「優しい音楽」
駅のホームで出会った女の子と付き合うことに、彼女の家に行った時、不自然な態度の理由が明らかに。
終わり方は良かったんじゃないかなと。

「タイムラグ」
不倫相手の娘を預かる事になった、そして、おじいちゃんの家へ。
かなりきつそうな設定ではじまるのだが、時間が経つにつれてよい感じになる。

「がらくた効果」
同棲中の彼女がホームレスを拾ってきた。
なんだか微笑ましいこの話が一番好き。

どの話もちょっと変わった設定だが、ほのぼのとしたテンポで進むストーリーはいい味をだしている。

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タイトル:ステップファザー・ステップ
著者:宮部 みゆき
オススメ度:★★★★★
訳あり双子の家に、ドロボウが落ちてきた。
そこから始まった、奇妙な親子?関係を描く連作短編ミステリー。

ユーモア溢れる楽しい作品でした。
双子の可愛らしいキャラにドロボウが父親みたいな心境になっていくところは良い。
連作短編なので、1話ごと違う展開が楽しめテンポよく読むことが出来る。

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タイトル:風に舞いあがるビニールシート
著者:森 絵都
オススメ度:★★★★

大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編。
「器を探して」人気のオーナーパティシエのヒロミのわがままに奔走する専属秘書の弥生。仕事と結婚の選択に・・・。
なんか、可愛らしい話だった。

「犬の散歩」犬の保護活動のボランティアのためにホステスのアルバイトをする恵利子。保護しているビビとギャルの里親は見つかるのか?
温かいストーリー展開がとても良い。

「守護神」代筆の達人ニシナミユキに去年の雪辱とばかりに代筆を依頼する裕介、ニシナミユキが代筆を拒んだ理由は?
地味に凄い男である。

「鐘の音」25年前の仏像の修復で起こった出来事で修復師を諦めた潔、昔の同僚に会いに訪れた時に聞かされた新たな事実。
仕事の風景が浮かんでくるような作品だった。

「ジェネレーションX」ミスでクレームを受け、取引先の担当者と共にお客さんへ謝りに行く事に、その担当者が車中携帯でしゃべりまくるのだが話の内容に・・・。
ラストは、にやっとしてしまった。

「風に舞いあがるビニールシート」国連難民高等弁務官事務所に転職した里佳、そこで出会った同僚エドと結婚するのだが・・・。
シリアスな展開と2人のお互いへの思いがマッチしていて良い感じ。

なお、ちょうど表題作の「風に舞いあがるビニールシート」がHNKでドラマ化されて放映中。

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タイトル:Story Seller
著者:伊坂幸太郎 近藤史恵 有川浩 佐藤友哉 本多孝好 道尾秀介 米澤穂信
オススメ度:★★★★

7人の作家による短編集。

「首折り男の周辺」伊坂幸太郎
性格のまったく違う外見の似た2人の男と老夫婦といじめにあう少年がグルグル巡る物語。
伊坂らしいユーモアにとんだ物語だった。

「プロントの中の孤独」近藤史恵
ロードレース(自転車競技)のチームに起こったゴタゴタを描いた物語。
颯爽としたロードレースとそのチーム内のドロドロな雰囲気と両方が楽しめる。

「ストーリー・セラー」有川浩
妻が特殊な病気に・・・彼女との時間を振り返る。
面白かったけど、なぜあえて非現実的な病気の設定に???

「玉野五十鈴の誉れ」米澤穂信
名家に生まれた女の子と同世代の使用人の女の子の関係を描いた物語。
なかなか面白かった。

「333のテッペン」佐藤友哉
東京タワーの頂上で殺人が起こった・・・東京タワーで働く意味ありげな男の物語。
印象に残る作品。

「光の箱」道尾秀介
同窓会の当日、昔付き合っていた彼女との思い出を振り返える。
最後の方でん?んん?となった。

「ここじゃない場所」本多孝好
クラスメートの男子が瞬間移動したのを目撃、彼を追いかけるが・・・。
なんか最後が中途半端な印象が・・・。

他の作品も読んでみたい人ができ、良かった。
たまにはこういう色々な人の作品が載ってるのもいいね。

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