
タイトル:砂漠
著者:伊坂 幸太郎
オススメ度:★★★★★
久々の伊坂幸太郎で青春もの。
冷静でちょっとさめてるツッコミ担当の主人公北村。
陽気な親が金持ちの鳥居。
自己主張の塊で何でも断言する西嶋
超能力が使えるおとなしめの女の子南。
超美人だけど無愛想の東堂。
この5人の大学入学・麻雀・合コン・事件・恋・・・卒業までの大学生活が描かれている。
西嶋の痛快な主張が面白い。
プレジデントマンは良く分からない存在だったけど何故か可笑しい。
サブキャラも鳩麦さんや古賀さんなんかいい味を出している。
途中うわっというような事件もあったけど最終的には良かったなと思える感じで終わっていて良かった。
やっぱり伊坂作品は面白い。


タイトル:陽気なギャングの日常と襲撃
著者:伊坂幸太郎
オススメ度:★★★★
「陽気なギャングが地球を回す」の続編です。
今回も、4人の強盗が個性を生かしつつ活躍しています。
第一章は、4人それぞれの短編テイストの話。
第二章から第四章までは、第一章の話をふまえた、繋がった一つのストーリーになっています。
登場人物
成瀬、歩くウソ発見器、強盗のリーダー。
郷野、喫茶店の経営者で、口うるさい演説の達人。
雪子、凄腕のドライバーで、正確な体内時計持ち主。
久遠、動物愛護家で、天才スリの若者。
印象的な場面
駄目な誘拐犯のまぬけっぷりは笑える。結局どうしたんだろうという謎は残る。
最後に
伊坂らしいテンポの良い愉快な作品です。
ブックカバーより引用
人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。
ここまで


タイトル:グラスホッパー
著者:伊坂幸太郎
オススメ度:★★★★
今まで読んだ、伊坂作品の中でも、異質ともいえるべきハードボイルド感が漂う作品。
この物語は3人の主要人物が交互に描かれている。
鈴木:妻をひき逃げされ復讐のために、ひき逃げ相手(寺原長男)の会社に潜入したおひとよしの元教師。
鯨(クジラ):自殺屋と呼ばれる人に自殺を促す力を持つ大男。
蝉(セミ):女・子どもも平然とナイフで刺し殺す殺し屋の小柄な若者。
他にも、人を突き飛ばして殺す押し屋、犯行現場にいる劇団、吐かせる拷問屋などの業者と呼ばれる聞きなれない裏世界の面々が登場。
話の展開や伊坂節などは相変わらず素晴らしいのだが・・・テーマがテーマだけに楽しい話ではない。
どちらかというと、どんよりとした感じの話。


タイトル:フィッシュストーリー
著者:伊坂幸太郎
オススメ度:★★★★
伊坂幸太郎の短編4篇が掲載されている、これを読む前に、ラッシュライフを先に読んでおくとより深く楽しめる。
他にも重力ピエロ、オーデュボンの祈りの登場人物がちらりとでてくる。
「動物園のエンジン」 夜の動物園を、私と河原崎先輩と恩田の3人で見ていたら、シンリンオオカミの檻の前で元職員の永沢が寝ているのを見つけた。
恩田は、永沢を動物園のエンジンと例え、河原崎は、こじつけで永沢を市長の事件に関係していると推理する。その後永沢を観察していると不可解な行動を。いったい何故?
この作品が短編デビュー作らしい。
面白いんだけど、短いからなんか中途半端な感じが否めない。
もうちょっと、動物園のエンジンの謎に迫って欲しかった。
「サクリファイス」 人探しで山奥の小暮村に行く黒澤、そこは、こもり様という風習がおこなわれている集落だった。いったい山田は何処に?
そして、調査中で分かった、冷酷な村長の陽一郎と世話好きの周造の間にある対立、ふたりの間には何が?
風習っていうのは色んなものがあるけど、こういう感じのは嫌だね。
ちょっと悲しい話だった。
「フィッシュストーリー」 この話は20数年前に始まり現代、30年前、10年後という感じでそれぞれ違うストーリーだけどでそれぞれつながりがある短編みたいな感じ。
20年数年前は、小心者だけど正義感の強い男の話。
現代は、ハイジャック犯に出会った、高校教師とセキュリティを構築する仕事をする女性の話。
30年前は、あるロックバンドの話。
そして、10年後は・・・。
流れというか、書き方が伊坂らしい感じの作品。
途中ちょっとオイオイと思ってしまったが面白いです。
「ポテチ」野球選手の尾崎宅に侵入した今村と大西、電話がなり、過去を思い起こす。
そして、2度目の電話で留守電に助けを求める声が・・・。
不審な女に車の男、今村は?大西は?
そして、今村を手助けする黒澤の真意は?
この話が今作品の中で一番やられた感が強かった。
今村の思いと事実がなんともいえない。
あと、今村の母と大西のかけあいも見所かも。

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