
タイトル:ちょいな人々
著者:荻原 浩
オススメ度:★★★★★
表題作を含む7編のユーモア短編集。
「ちょいな人々」、女子社員のひと言と社長の提案でカジュアルフライデーが実施され、ファッションに目覚めたおじさんたちの物語。
おじさんたちにガンバレと言いたい。
「ガーデンウォーズ」、主婦のガーデニングと隣に住むおじいさんの庭弄り、お互いに隣の気に入らない所にイライラし始め争いに。
隣人トラブルなんだけど最終的にはね。
「占い師の悪運」、お客も殆んど来ない占い師は話術巧みにお金を稼ごうとするがまるでダメ、場所を変えて心機一転したところ・・・。
いい人なんだけどなぁ。
「いじめ電話相談室」、いじめられ経験のある相談員は、相談者を思い過激な行動に走り出す、その結果・・・。
頼りがいのある人だ。
「犬猫語完全翻訳機」、あるおもちゃ会社の新商品で犬や猫のリアルな声が聞けるという商品、犬や猫の本心を聞いた飼い主達は・・・。
なにやら怖い本音が。
「正直メール」、犬猫語翻訳機の会社が新たに作った、音声でメール入力が出来る新型携帯電話、利用者の間で波乱が・・・。
かなり余計な機能いれちゃったね。
「くたばれ、タイガース」、タイガースファンの婚約者と巨人ファンの父親、巨人阪神が優勝争いをする最中の顔合わせで・・・。
ありえそうなシチュエーションで面白い。
色々な人々が登場する短編集で、気軽に読めて笑える作品です。
どれも面白いのでオススメです。


タイトル:格闘する者に○
著者:三浦 しをん
オススメ度:★★★★★
超マイペースな女子大生加南子が就職活動を開始、漫画大好きな彼女は、漫画雑誌の編集者を目指す。
マイペースな友人たち、ワケあり家族、年の離れた彼氏(おじいさん)など登場し、独特な文体でユーモアラスに描かれた物語。
タイトルだけ見ると、スポーツとか格闘技とかかなと思っていたら超マイペースな世界が・・・タイトルの意味は読んだら分かる。
ほのぼのとした世界と独特な文体がマッチして面白かった。
作者の他の作品も読んでみたいなと思わせる小説でした。


タイトル:しゃべれどもしゃべれども
著者:佐藤 多佳子
オススメ度:★★★★
二ッ目の落語家、今昔亭三つ葉がひょんなことから話し方教室(落語教室)をやるはめに。
生徒は、吃音を再発させたテニスコーチの従弟、自己表現が出来ない黒猫のような女、いじめにあいながらも関西弁をしゃべり続ける小学生、シドロモドロの解説しかできない野球解説者。
個性的な登場人物がそれぞれの悩みを抱えながらテンポ良く物語が進んでいく。
読了後は、ちょっと前向きな気分になれる。


タイトル:メリーゴーランド
著者:萩原 浩
オススメ度:★★★★★
市役所勤務で平凡に暮らしていた公務員が突然出向させられ、廃れたテーマパークの再建に取り組む事になった。
孤軍奮闘する中、昔入っていた劇団の団長に手伝いを求めたら何やら凄い展開になってきた。
テーマパークの再建はできるのか?そして、父親の威厳を見せることができるのか
公務員ということで、県庁の星とちょっと似たような感じがした。
孤軍奮闘する中、主人公の啓一のいきいきとした感じがとても良かった。
最後はなんか予想外の方向になったけど、終わり方は綺麗な終わり方をしている。
読み終わった後は、がんばろうといった気持ちになれる。

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