
タイトル:冒険の日々 マイホームタウン
著者:熊谷 達也
オススメ度:★★★★
昭和四十年代に生きる、3人の少年たちが繰り広げる冒険の日々、座敷わらし、河童、雪女、天狗・・・など現実なのか夢なのか?
わくわくどきどきの冒険ストーリー。
前に読んだ邂逅の森とは違った、軽めのノリで自然と共に生きる子供たちが描かれている。
今のような情報化が進んでいない時代、古くから伝わる生き物たちの存在を感じさせる自然の中で、子供たちが活き活きとしている所はいいね。
自然がいっぱいのところで、少年時代を過ごせたというのはなんだか羨ましいな。


タイトル:OUT 上・下
著者:桐野 夏生
オススメ度:★★★★
深夜の弁当工場のパートのおばちゃん4人組、それぞれ問題を抱えているが、そのうちの1人が衝動的に夫を殺してしまった。
隠蔽しようとバラバラにして捨てるが・・・。
疑われた男は復讐に燃える。
なんか読んだことがあるようなと思っていたら・・・ほぼ記憶から消えていましたが読んでます。再読です。
かなりグロテスクな展開というかシーンがあり、主人公の雅子はいったい何なんだろう?と思ってしまうキャラだった。
事件後の4人組がそれぞれ本性をあらわして、今までの関係が変わっていくさまはみていて怖いなと。
そして、復讐する男佐竹は、ど変態というかなんというか最初の頃と終盤でイメージ変わりすぎ。
面白かったですがグロイです。


タイトル:あの歌がきこえる
著者:重松清
オススメ度:★★★★
1975年中学1年生だったシュウ・ヤスオ・コウジ。
そんな3人が共に過ごした高校卒業までの青春時代を、その当時聞いていた音楽と共に描く。
シゲマツの描く学生特有の悩みや迷い、心理的な葛藤は、すごくいいね。
1つ1つのエピソードが、それぞれドラマチックで胸に響く。
この作品は、同じ年代を過ごしていた人によりストライクな内容だと思う。


タイトル:工場のガールズファイト
著者:遠野りりこ
オススメ度:★★★★
高校を卒業後、工場に就職した音川ちゃん。
社会人になった音川ちゃんに待ち受けていたものは、居心地のいい職場に愉快な仲間だけではなく酒乱の先輩やサイテーな上司。
はたまた、キャッチセールなんかに怒り爆発、正論パンチを打ち放つ。
音川ちゃんの愉快で怒れる日常が上手く描かれている。
駆け引きなしに正面からぶつかっていく、音川ちゃんのキャラは好きだな。
最後がちょっとあっさりしている。

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