
タイトル:ワイルド・ソウル 上
著者:垣根 涼介
オススメ度:★★★★★
最近お気に入りの垣根涼介、その中でも評価が高い作品。
過去、日本政府が犯した愚策(棄民政策)で、アマゾンの奥地に捨てられた日本人の壮絶な生き様が描かれている。
そして、40数年後の現在、3人の男が復讐のために東京にいた。
報道記者の貴子を巻き込みつつ、過去を清算するために動き出す。
棄民政策とかって全然知らなかったのだけど、酷いね。
過去の主人公は衛藤で、地獄のようなアマゾンで、生き抜く様はなんともいえない壮観さがある。
現在の主人公はその(恩人の)息子ケイ、冷静さと南米系の陽気さはなんともいい味をだしている。
そして、アマゾンの奥地からコロンビアへ逃げマフィアに育てられたケイと同世代の松尾。
同じく衛藤と同世代でブラジルで生き抜いた山本、計画初期の重要な役どころ。
凄い世界感にドキドキの展開あんどユーモアあり、一気に読める面白さ。
かなりヤバイです。
そして、下巻も面白い。


タイトル:整形美女
著者:姫野 カオルコ
オススメ度:★★★
整形した二人の女性の物語。
自分の計画に基づき、モデル顔からから男にモテル顔に整形した甲斐子と、なんとなく整形をし始め、男にモテル顔からモデル顔に整形した阿倍子。
なんか違和感の感じる物語だった。
整形に関して言うなら最初に段階でちゃんと考えてから決めて、後々後悔しないようにしないと危険だなと。
整形後のアフターケアがかなり大変なんだなとも思った。


タイトル:動物記
著者:新堂 冬樹
オススメ度:★★★★★
動物達と人間の物語3編が収録されている。
「極北の王者アダムの生涯」愛くるしかったグリズリーの子供アダムが、嘘によって森へ追われクマ王と恐れられる存在になる。そして・・・。
「兄弟犬ミカエルとシーザー」高原に捨てられた仲のよいジャーマン・シェパードの兄弟、人間により別れさせられ、野犬のボスと人間の護衛犬といった相対する存在になったが・・・。
「大草原の穴ぐらのジョン」過酷な生存競争を生き抜くプレーリードッグの群れ、頑張るお父さんは素敵だ。
動物ものでしたが、なんとも言えない切なさと、自然の厳しさや雄大さを感じることができた。
動物達と人間との関係を考えさせられる。
男女問わず全ての年代の人にオススメします。


タイトル:手紙
著者:東野 圭吾
オススメ度:★★★★★
父が死に、母が死に、唯一の家族であった兄が、弟を大学に入学させるために裕福な家に侵入し強盗殺人という過ちを犯した。
高校3年生の直貴がこれから犯罪加害者の家族として生きていくことに・・・。
加害者の家族ということで受ける様々な不利益、刑務所から届く兄の手紙、苛立ちとあきらめ、理解者、新たな家族・・・。
犯罪加害者の家族の苦悩や周囲の反応が痛いほどに分かる。
色々考えさせられる内容でした。
映画にもなってます。


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