
タイトル:定年ゴジラ
著者:重松 清
オススメ度:★★★★★
年老いたニュータウンに住む、日本を支えてきたオヤジたちの定年後の物語。
銀行を定年退職した山崎さんが、何も無いニュータウンで、同じ定年仲間と出会い、自分の居場所を探していく。
奥さんのことや娘のこと、はたまたニュータウンで起きる様々な出来事を通じて山崎さんは今までの事やこれからの事を考えていく。
何ともいえない哀愁漂う定年後の人生の話だったのですが、ぼくがこの年齢になった時はいったいどうなってるだろうかと、想像すらつかない。
山崎さんは、どちらかというと幸せな定年後の人生をはじめられたなと思う。
温かみと苦味のある物語で、面白かったです。
将来の自分をちょっと考えてしまう本です。


タイトル:走るジイサン
著者:池永 陽
オススメ度:★★★
頭の上に猿がいる・・・まっ、いいか。
今年69歳になる作次の日常が描き出されている。
同居する息子の嫁を意識しつつ、近所の仲間とともに過ごす日々。
老後の話で、なんともいえない哀愁みたいのを感じることができる。
かなり良い感じで読んでたのだけど、ラストがかなり強引な終わり方で、あれれれ。
この物語に猿は必要だったのか?


タイトル:再生巨流
著者:楡 周平
オススメ度:★★★★★
スバル運輸やり手営業部次長の吉野が、新設部署、新規事業開発部部長への異動を命じられた。
それは事実上の左遷であった。
数々のプレッシャーの中、画期的な物流システムを思いつき実現に向けて動き出す。
かなり読み応えのあるビジネス小説だった。
ドキドキの展開の連続で先が読めない。
吉野のアイディアや行動力、そして言動は凄いものがある。
かなり怖いけど頼りがいのある上司といっていい。
学生及び社会人にオススメします。


タイトル:ワイルド・ソウル 下
著者:垣根 涼介
オススメ度:★★★★★
上巻の続き。
ついに綿密に進められた計画が実行にうつされ、外務省に宣戦布告するが・・・。
山本に起こった身の異変、松尾を見つめる視線、ケイと貴子のそれぞれの思い、そして追う者。
それぞれの結末はいかに?
最後まで、ドキドキしながら読むことが出来た。
復讐者であるケイが陽気なため、ある種の軽さがあり陰湿的な物語になっていなくて良い。
軽快なストーリー展開とそれぞれのキャラクターの主観そして陽気さとはちゃめちゃさがマッチして絶妙な物語となっている。
面白かったです。

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