
タイトル:イニシエーション・ラブ
著者:乾くるみ
オススメ度:★★★
読書ガールの感想をみて読んでみました。
2回読みたくなる小説?何だ?何だ?
以下Amazonより引用
内容(「BOOK」データベースより)
大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていって…。
内容的には、ごく普通の恋愛もの。特に何かが凄いってことではない。
ただ、読んでると違和感というか、変だなと思う事がたびたびでてくる、最後の2行でその決定的な何かがわかる。
そして、読み直すことに・・・。
ある意味、間違え探し的なのりで、ミステリーというのとはちょっと違うかなと思う。
ただ、2回読んでも混乱するかと思う。
読書ガールでも書かれていた、こちらでネタバラシされている。
読み終わってからどうぞ。

タイトル:ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺
著者:田中啓文
オススメ度:★★★★
7つの短編からなり、それぞれ古典落語の演目がタイトルで、それに沿ったストーリーと無理やり感のただよう謎解きで構成されている。
上方落語の師匠でむちゃくちゃなじーさん笑酔亭梅寿のもとに無理やり弟子入りさせられた、金髪トサカ頭の竜二。
日々我慢し逃げ出すことばかり考えていたが、梅寿の落語に魅せられることに・・・。
そして、突然起こる怪事件に巻き込まれていく。
落語をテーマにした小説、落語といっても関西の方の上方落語というもので、実際この本を読んで、初めて知った。
各章の始めに演目の解説が載っていて、東京と大阪の違いなども書いてありためになる。
登場人物が個性豊かでおもしろいが、名前は結構いいかげんにつけられている感じだ。
そして、各章の終わりの方にでてくる名探偵コナンのようなミステリーは、必要だったのか?
あと、落語じたいは載ってないので、実際はどんなのかなという興味は残る。

タイトル:火車(かしゃ)
著者:宮部みゆき
オススメ度:★★★★★
この小説は1992年に発表されたもの。
590ページの長編社会派ミステリー。
現在でもありそうなカードによる借金地獄が物語の根底にある。
膝の怪我で休職中の刑事本間俊介は、遠縁の栗坂和也の婚約者の関根彰子の行方を捜して欲しいと頼まれる。
関根彰子のことを調べていくと、和也から聞いていた関根彰子とは違う別の人物を思わせる証言がでてくる。
いったい何が?
浮かび上がる真実、偽装そして借金と1歩1歩謎に迫っていく。
非常に重厚な内容で、面白いです。
ただちょっと、長ったらしいと思えるところもある。
長編だが夢中になって一気に読んでしまった。
という訳で過去読みシリーズ、宮部みゆきで最初に読んだ作品がこれでした。