読書マン

グラスホッパー

16th 8月 2007

グラスホッパー

グラスホッパー
タイトル:グラスホッパー
著者:伊坂幸太郎
オススメ度:★★★★

今まで読んだ、伊坂作品の中でも、異質ともいえるべきハードボイルド感が漂う作品。

この物語は3人の主要人物が交互に描かれている。
鈴木:妻をひき逃げされ復讐のために、ひき逃げ相手(寺原長男)の会社に潜入したおひとよしの元教師。
鯨(クジラ):自殺屋と呼ばれる人に自殺を促す力を持つ大男。
蝉(セミ):女・子どもも平然とナイフで刺し殺す殺し屋の小柄な若者。

他にも、人を突き飛ばして殺す押し屋、犯行現場にいる劇団、吐かせる拷問屋などの業者と呼ばれる聞きなれない裏世界の面々が登場。

話の展開や伊坂節などは相変わらず素晴らしいのだが・・・テーマがテーマだけに楽しい話ではない。
どちらかというと、どんよりとした感じの話。

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27th 5月 2007

新撰組血風録

新選組血風録
タイトル:新撰組血風録
著者:司馬遼太郎
オススメ度:★★★★★

燃えよ剣」は新撰組副長土方歳三がメインの話だったのだけど、こちちらは、新撰組隊士たちのエピソードが短編で書かれています。
マイナーな隊士からメジャーな隊士まで15編あります。

その中でも、沖田総司の話は別格的に面白い。というより、沖田の人間性にとても惹かれるといってもいいかもしれない。

燃えよ剣の時の芹沢鴨と今回読んだ芹沢鴨では、強さのイメージが変わった。
あと異色なのが「前髪の惣三郎」男だけの世界だからこういう男色(同性愛)の話もあるのかと。

他にも、近藤勇、斎藤一、山崎烝、井上源三郎など新撰組に欠かせない人物の話もあります。

この本は、燃えよ剣とあわせて読むとより楽しめると思います。

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2nd 5月 2007

燃えよ剣


タイトル:燃えよ剣
著者:司馬遼太郎
オススメ度:★★★★★

新撰組副長、土方歳三の生涯を描いた歴史小説。

とにかく土方はすげぇ~!!鬼だよ鬼。
あの時代唯一、思想を持たず新撰組を強くそして近藤を出世させることだけを求めた漢。
そして、あの時代一番恨みを買った漢。
唯一の失敗は、徳川についたことだ。徳川はアホすぎ。

土方の生涯はとてもエキサイティング。

新撰組ってなんとなくは知ってたんだけど、この小説に書いてあるような詳しいことは初めてしった。
近藤、土方、沖田の関係やそれぞれのキャラクターが魅力的に書かれている。
沖田は、すごいミステリアスで主役にしてもいいくらいの魅力がある。
近藤は、人間的魅力があるんだけど余計なこと考えすぎて空回りしてしまった。

こういう歴史が見える小説はいいね。
ぼくの中では、おぼろげだったこの時代が見えてくる。

ドキドキのスリルと歴史を感じられるこの小説はオススメです。

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14th 1月 2007

無間地獄

無間地獄 上  幻冬舎文庫 し 13-1無間地獄 下  幻冬舎文庫 し 13-2
タイトル:無間地獄
著者:新堂冬樹
オススメ度:★★★★
この作品を一言で言うと:ただひたすら地獄です。

この作品かなりディープな世界を描いており、闇金融とそのカモ、幼少時代のトラウマ、キャッチセールスとそのカモ、派閥抗争、同性愛が絡み合っています。

闇金融を営み冷血漢と恐れられ金がすべての富樫組若頭の桐生、その取立てはまさに地獄。
エステサロンのトップセールスマンで絶世の美男子玉城、美貌と巧みな話術とSEXで女達からお金を吸い尽くす・・・が桐生の魔の手が迫る。

凄い迫力の模写力がありストーリーのテンポも抜群で面白い。
でも、凄いきつめの表現をしていて、好き嫌いが結構でると思う。

闇金とかキャッチとかの騙し騙されの人の心理とかがよく描かれていて怖いなと。
そっち側の世界に足を踏み入れないように気をつけないといけないと思える。

将来でも今でも消費者金融とかにお金を借りようかなと思ってる人は、ぜひこの小説を読んでみるといいよ。

面白かったけど怖い小説でした。

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    HN:太陽
    ひと言:海外からのコメントスパムが来てるようだ。


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