Archive for the Category »家族 «


タイトル:ビタミンF
著者:重松清
オススメ度:★★★★

30代後半くらいからの父親とその家族を扱った7つの短編。
自分自身の年齢的なものや、夫婦関係、思春期の子供、年老いた親などの問題が描かれており、重松らしいほろ苦さあふれるそれぞれの家族の物語。

個人的には、近所に住む悪ガキと向かい合う「ゲンコツ」やいじめにあう娘が描かれた「セっちゃん」が印象的だった。

この本は、主人公たちと同年代くらいの人に一番オススメします。

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タイトル:夢を与える
著者:綿矢りさ
オススメ度:★★★★

チャイルドモデルから長期契約のCMの抜擢、そして高校受験をへて、国民的な人気者に・・・。
両親・芸能界そして恋愛に振り回された夕子の物語。

印象的な場面
うまく笑顔が作れなくり、精神的に追い詰められはじめてるところ。
なんか痛々しさが伝わってくる。
母ならこの辺で気づいて休ませてもいいようなもんだけど???

感想
すっごいダークな終わり方で、読了後はちょっとへこんだ。
芸能界の舞台裏的なものがちょっと分かる。

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タイトル:見張り塔からずっと
著者:重松清
オススメ度:★★★★

3組の夫婦のそれぞれの理想と現実のギャップを目撃する短編集。

「カラス」
バブル期にできた希望のニュータウンだった・・・、バブルが弾けた今そこに住む夫婦。
そこへ、1千万安くマンションを購入した新しい住人が転居してきた。
あることから、住人達のいじめの標的になった。

ある種の残酷さと自らが同じ立場になるかもしれない恐怖感が漂う話。

「扉を開けて」
飛び降りハイツと揶揄されるマンションに住む。
1歳の息子を亡くした夫婦、精神的に弱っている妻にそれを支える夫。
そこに、息子と同じ名前で生きていれば同じ年齢の子供が、家の前でサッカーの練習をするようになった。

はっきりとは書かれていないけど、終わり方が怖い。

「陽だまりの猫」
夫から義母から、何の期待もされていない妻。
「あたし」と「みどりさん」という二つの人格をもつ。

ちょっと分かりづらかった。

感想
なんだろう現実的な怖い話だった。

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タイトル:流星ワゴン
著者:重松清
オススメ度:★★★★★

ファンタジー的な要素をもつ父親メインの家族小説。

会社はリストラ寸前、妻美代子の不倫、息子広樹のひきこもりと暴力、そして、死に際の父親。
死を決意した永田一雄の前に現れた橋本親子の乗る不思議なワゴン、時を越えて人生の岐路になった大切な場所へいざなう・・・。
息子、妻、そして父親、それぞれの事実を知りゆくなか・・・やり直すことはできるのか?
そして、橋本親子は何故?

妻が多少無茶な設定になっいるが、いい意味で色々考えさせられる物語だったなと思う。
登場人物の心情(心の葛藤)がとても良くでていて面白い。

ともかく、人は現実に向き合って生きていかなきゃいけない。
そんなことを教わったかな。

過去読みシリーズ、一番最初に読んだ重松作品。
読み始めて読み終わるまで夢中になりすぎ、気がついたら夜中の3時だった。

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