
タイトル:定年ゴジラ
著者:重松 清
オススメ度:★★★★★
年老いたニュータウンに住む、日本を支えてきたオヤジたちの定年後の物語。
銀行を定年退職した山崎さんが、何も無いニュータウンで、同じ定年仲間と出会い、自分の居場所を探していく。
奥さんのことや娘のこと、はたまたニュータウンで起きる様々な出来事を通じて山崎さんは今までの事やこれからの事を考えていく。
何ともいえない哀愁漂う定年後の人生の話だったのですが、ぼくがこの年齢になった時はいったいどうなってるだろうかと、想像すらつかない。
山崎さんは、どちらかというと幸せな定年後の人生をはじめられたなと思う。
温かみと苦味のある物語で、面白かったです。
将来の自分をちょっと考えてしまう本です。


タイトル:坂本ミキ、14歳。
著者:星野 伸一
オススメ度:★★★★
サザエさんちと同じ7人家族。
ニートな父親、息子溺愛の母親、サプリ漬けのばあさん、大仏似で短大生の長女ナナコ、不思議系の美少女で高一の次女マミ、一番頼りになる中二次女ミキ、いじめられっこで秀才の中一長男源五郎。
家族内のゴタゴタにクラスで起こる出来事にミキは巻き込まれていく。
ワイワイガヤガヤとした楽しい小説なのかなと思っていたら、意外とディープな問題ばかりで驚いた。
それでも、ミキの精神的な強さが物語を明るいものにしていい感じ。
終わり方も明るい感じで終わっていてスッキリ出来る。


タイトル:いつかパラソルの下で
著者:森 絵都
オススメ度:★★★★
森絵都が描く大人たちの物語ということで、読んでみた。
父が交通事故死してからほどなくして母が変わってしまった。
それには、父の秘密が関係しているようだ。
兄と妹と私は父の足跡を辿ることになるのだが・・・。
表現とか会話のテンポとかがよく、あっという間に読み終わってしまった。
面白かったのだけど、あっさり感はいなめない。
そして、読了後はイカが食べたくなる。


タイトル:避暑地の猫
著者:宮本 輝
オススメ度:★★★★
軽井沢で2つの家族(軽井沢に別荘を持ち夏に訪れる家族とそれを住み管理する家族)の織り成すドロドロとした人間模様を描いた物語。
陰湿な部分が描かれていてとても印象的な感じになっている。
一部清々しいところもあるが、基本的には楽しい物語ではない。
ある程度大人向けの物語。
