
タイトル:天使は歩いてやってくる
著者:犬飼 ターボ
オススメ度:★★★★★
会社を脱落し、友人の紹介で別荘の管理をしていた青年が、別荘のオーナーが書いた本に感動し会いにきた女の子に、オーナーだと嘘をつきパン屋さんの夢を実現させるためのレッスンをすると約束してしまった。
青年は、別荘にあったビジネス書を頼りに、課題をだしていく。
その課題にけなげに取り組む女の子をみて・・・。
ぼくが今まで読んだ著者の作品の中で、一番楽しい作品だった。
恋愛アンド笑いの要素が成功小説と絡み合いよい味をだしている。
多くの学ぶべき点や実際にやってみたくなる課題、それと行動するとどうなるかなどが分かり良かった。
ともかく実践が大事なんなだなと思える小説です。
なお、幻のあとがきがこちらで読めます。


タイトル:押入れのちよ
著者:荻原 浩
オススメ度:★★★★
表題作を含む全9夜からなる短編集。
怖いのからブラックジョークやら切ないものまで色々なパターンの話が収録されている。
何よりも表題作の「押入れのちよ」は、愛くるしいお化けでほんわかさせられるストーリー。この話は、★5つものの面白さ。
そして、個人的に怖いなと思ったのは、家に住み着く猫が実は・・・な「老猫」と特に爺さんが動き出してからが怖い「介護の鬼」どちらも妙な怖さがある。
この中ではちょっと異端な「お母さまのロシアのスープ」、ブラックジョーク的な「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」、人情味のある幽霊話の「コール」「しんちゃんの自転車」、過去の神隠しの真実を見つけ出す「木下闇」。
色々なテイストのストーリーがあって楽しめます。


タイトル:「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣
著者:喜多川 泰
オススメ度:★★★
突然他界した父親に代わり、実家の長船堂(本屋さん)を継いだ秀三。
やる気をみなぎらせていたはずが経営難に陥り閉店危機。
そんな秀三には、研修中の福の神がついていた。
福の神の出会いプロデュースにより秀三は成長し奇跡が起こる。
「夢をかなえるゾウ」などのような自己啓発系の小説であり、実在の本屋さんを一部モデルにしているようだ。
ストーリー形式で読みやすく読み始めるとあっという間に読めてしまう。
読んで学べる小説ということでよいと思う。
ちなみに、福の神が憑く条件
人知れずいいことをする。
他人の成功を心から祝福する。
どんな人に対しても愛をもって接する。


タイトル:ぐるぐるまわるすべり台
著者:中村 航
オススメ度:★★★
表題作のぐるぐるまわるすべり台とカップリング作の月に吠えるが収録されています。
リッセトボタンを押すように大学を辞めて、塾の講師のアルバイトを4月まで続けることを決めた。
そして、バンドのメンバーを募集した。
塾の生徒ヨシモク、集まったロックな男達そこからはじまるものは?
月に吠えるは、ギターのてつろーとドラムの千葉の出会いの物語。
読みやすくあっという間に読める。
なぜ?というような場面が出てくるが多分こんな感じなんだろうなという感覚的に理解するような話だった。
感覚的ということは、ある意味で理解しづらい物語でもあるような気がする。

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