タイトル:ここに地終わり海始まる上下 新装版
著者:宮本 輝
オススメ度:★★★★

結核で18年間ものあいだ療養生活をおくっていた志穂子、一枚の絵葉書が奇蹟を起こした。
絵葉書は、当時人気のあったコーラスグループのサモワールの梶井が別の女性と間違えて送ったものだった。
志穂子は梶井に会いにいくが・・・。

24歳にして初めてづくしの外の世界、志穂子の感じる世界は、普通に育った人ではなかなか味わえない感じなんじゃないかなと思う。
ピュアかと思いきや、案外したたかな性格である。

梶井は、なんというか要領よく逃げ回るダメ男っぷりを遺憾なく発揮している。
志穂子の父やダテコ、尾辻など周りを固めるキャストもそれぞれいい味をだしている。

宮本輝の世界感に引き込まれていくそんな作品です。

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