くちぶえ番長

タイトル:くちぶえ番長
著者:重松清
オススメ度:★★★★★
久々に重松作品。
「小学4年生」という雑誌で連載されていたものに、書き下ろしを加えた作品。
ジャンル的には児童文学、でも、大人が読んでも普通にOKですよ。
番長になると宣言した転校生の女の子と過ごした、小学4年生の1年間を描く。
展開的には、結構ベタベタな感じがするが、物語にグイグイ引き込まれてしまう。
心情や感覚的なもの、微妙な心理を描かせたら重松はやっぱりうまいなと思う。
登場人物
ツヨシ、優等生のクラス委員で気弱な面があるが・・・徐々に変わっていく。
マコト、颯爽と現れた転校生、髪をちょんまげのように結っていて、くちぶえや一輪車などが上手い女の子、ひと言でいうならカッコイイやつ。
他にも、おツボネさまやガムガム団など、何処にでもいそうな特徴的な登場人物がでてくる。
印象的だった場面
社会科見学の時に、バスに酔った女の子のため一緒に歩いていくなんて場面があるんだけど、いいね。
あと、ツヨシが飼っていたワン(犬)との別れの場面があるんだけど、昔飼っていた犬のことを思い出して切なくなった。
最後に
大人が読めば、子供の頃を思い出すし、子供が読めば、共感できるところがあるんじゃないかと思う。
ブックカバーより引用
小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ―。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。
ここまで