童話物語〈上〉大きなお話の始まり

タイトル:童話物語〈上〉大きなお話の始まり
著者:向山 貴彦
絵:宮山 香里
オススメ度:★★★★★
タイトルは、ほのぼのしているが、読み始めてみると、
ひどく貧しい一人ぼっちの主人公のペチカ13歳。
その性格は、やせ細って弱っている子猫が、スープをほしがっただけで、
火のついた棒を子猫に押し付けて、
大事なスープをほしがるなんて、ひどい猫だと思う心の持ち主。
そして、永遠の世界から来た、光の妖精フィッツ。
フィッツは、この世界は滅びるべきなのか?
という問いの答えを得るために、
最初に出会った人間、ペチカを観察することになる。
さて、この上巻だけで403ページというボリュームに、
素晴しい設定、キャラ、世界観があります。
とにかく終わりの見えない展開で楽しめます。
少しずつ変わり始めるペチカの心情、
フィッツの無邪気さ、
突然現れる数々の困難、
この世界独自の食べ物や風景、
等の見所満載で面白いです。
他にも、
妖精の日、ディーベ、ルージャン、守頭、おばあちゃん、
火の妖精ヴォー、炎水晶、虹
等の登場人物、言葉、物も物語を面白くする大事な要素です。
僕はこの本を読んでみて、ドキドキした気分、ムカムカした気分、
寂しい気分、あったかい気分と色々と味わうことができました。
上巻のラストは続きはどうなるんだ?
と思うような終わり方をしてるんだな。
興味がある人は読んでみると面白と思います。
去年の一番最初に読んだ本、これより上の感想も去年書いたものです。
ぼくにとって、この本がある意味、今のように小説を読むようになった始まりの本。