読書マン

口笛吹いて

29th 6 月 2007

口笛吹いて

口笛吹いて
タイトル:口笛吹いて
著者:重松清
オススメ度:★★★★

久々にシゲマツを読んだ、シゲマツらしい苦さと温かみのある作品。
哀愁漂う大人の姿もしくはその子どもたちの心情が描かれている、5つの短編集。

「口笛吹いて」は、少年の頃に憧れていたヒーローと偶然再会したが・・・。
子どもの頃と今じゃ色々変わってしまうのはしかたがない。でも、変わらないで欲しいという思いもわかるなぁ。

「タンタン」は、昔熱血教師だったという噂の空気みたいな先生、その先生に似ているリストラ要員に選ばれた父親をもつ娘(生徒)の葛藤が描かれている。
ぼくはまだ、娘の気持ちに近いような感覚なので、まだまだだね。

「かたつむりの疾走」は、リストラされ、再就職をした父をもつ息子の日常を描く。
ここで描かれている父は、ちょっとカッコいいなと思ってしまう。父の気持ちが分かってしまうそんな年頃でもあった。

「春になれば」は、子どもを亡くし、臨時教師として3ヶ月間赴任することになった教師に、母親の再婚に戸惑いキレやすくなっている子どもがつぶすと宣言。
子どもを亡くした親の気持ちや親が再婚した子どもの気持ちが、うまく書かれていると思う。
最後いい感じで終わっていてよかった。

「グッド・ラック」は、結婚生活が終わりを告げようとしている中、人生ゲームに思いぶつけ妻の事を振り返る父と娘の友だちでアルツハイマーの中野さん。
結婚したことないけど、離婚ってのはどうなんだろうね。やっぱりためちゃうと難しいだろうね。

ちょっと苦い感じの話が多いけど、やっぱシゲマツだ。いいね。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 

Trackback URI:

Zero Responses Add your own


Leave a Reply

Author

    author

    HN:太陽
    ひと言:携帯からのアクセスが結構ある。

    コメント&TB、お気軽にどうぞ。

    Counter
    Total:8221 and 1061unique
    Today:30 and 25unique
    Yesterday:1131
    Online User:3

Calendar

    9 月 2008
    « 8 月    
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  

Most Recent Posts

Categories

Recently Commented